お知らせ
2022/12/20天よ、喜び歌え、
地よ、喜び躍れ。
山々よ、
歓声をあげよ。
主はご自分の民を慰め
その貧しい人々を憐れんでくださった。
イザヤ書49章13節
クリスマスはイエス・キリストの誕生を祝福する日です。私たちは毎年この時を憶えてお祝いします。なぜお祝いするのでしょうか。
そうか!私たちが親しい者たちの誕生日を毎年お祝いするのと同じなのかもわかりません。子どもたちの誕生日は、その子が背丈も伸びて、智恵もついて、圧倒的な存在感を示してくれていることを大きな喜びとしてお祝いします。成人していっても毎年、健康で、無事にこの1年が廻ったことを感謝し、来る歳月の歩みを願ってお祝いをします。
イエス・キリストは今から、2千年前にイスラエルのベツレヘムで生まれました。聖書にはその時の様子が詳しく記述されています。私たちキリスト者はこのイエス・キリストの生きざまと語る言葉を通して、はじめて永遠を支配する神様の真の御心を知ることができたのです。イエス・キリストは、人を愛するとは、人を許すとは、人に仕えるとは、平和とは、正義とは・・・・。人が慈しみあって、平和に暮らすためにはどのように生きるのかをご自身をもって示してくださいました。イエス・キリストは私たちが、何を大切にして生きるのか、その座標軸を示してくださいました。もし、イエスの誕生という歴史的な出来ごとがなかったら、私たちは今も闇の中を歩いていたのではないでしょうか。
イエス・キリストの誕生は人類に対しての神様からの大きな贈り物でした。だからクリスマスにはお互いの幸せを願ってプレゼントを交換し合うのです。
今年のクリスマスは混乱と苦悩と悲しみの中で迎えています。私たちが目指す社会と真逆な世界です。しかし神はこの姿を慰め、憐れんでくださり、歓喜をもたらしてくださいます。この保証こそ主イエス・キリストの誕生です。この時、イエス・キリストの誕生の意味をかみしめて、神の祝福を心から祈りましょう。 平和を愛する全世界の兄弟姉妹の祈りが、クリスマスの祝福に変えられて、全世界に伝えられますように祈ります。
遠藤久江